概要と種類
ウコンは熱帯アジアを原産とするショウガ科の多年草で、日本では慣用名として「秋ウコン」、英語では「ターメリック」と呼ばれます(図1)(出典1)。
秋ウコンはスパイスとして食品のほか、生薬や天然色素として用いられてきました。一般的に利用される部位は根茎の部分で、ここに機能性成分として注目されるビサクロンやクルクミンが含まれています。
ウコンと近縁で外見の似ているキョウオウ、ガジュツをそれぞれ通称「春ウコン」、「紫ウコン」と呼び、クルクミン含有量をはじめ、それぞれに違った特長があります(図1)(出典1)。
図1 (出典1)
代表的な成分
ウコンには、多くの成分が含まれています。大きく分類すると、ウコンの特徴である黄色の元となる色素成分と、特有の香りや風味の元となる精油成分があります(図2)(出典1)。
図2 (出典1)
ウコンの機能性成分「クルクミン」
クルクミン(curcumin)はポリフェノールの一種である(出典2)クルクミノイドの代表的な成分で(出典3)、鮮やかな黄色を持つことから、天然の食用色素として用いられています。(カレーの黄色もクルクミンによるものです。)また、抗酸化作用(出典3)、抗炎症作用(出典3)、肝保護作用(出典3)などが報告されており、その他にも消化不良改善(出典4)や関節リウマチ改善(出典5)、美肌(出典6)など、その機能は多岐にわたります。
